◎7番(森信一)
相馬議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして質問させていただきます。

 初めに、市長選挙を振り返り、望む結果が得られたことはだれに何を言われようと素直に喜びたいと思います。しかし、同時に、坂口市長2期目再選を応援した一人として、市民、そして今後の市政に対して今まで以上に責任の重さを感じているのも事実です。

 それでは、質問に入らせていただきます。

 1 安全・安心のまちづくり。1の(1)田無4号踏切の拡幅事業について御質問いたします。この踏切は、田無駅より花小金井駅に向かって、3番目の踏切です。踏切の南北は戸建て住宅、大型マンションの建ち並ぶ住宅街で、線路の南側には大型スーパーが2店舗あり、歩行者や自転車の利用の多い踏切です。自動車に関しては、北へ青梅街道、南へは鈴木街道と五日市街道への抜け道として、また、駅から離れている踏切ということもあって、遮断機のあきが早く、日ごろから自動車交通量の多い場所です。このような実態から、踏切の拡幅や歩道幅の確保は安全面を考えても急務です。本踏切工事は、昨年9月の補正予算に計上され、年度内に着工との説明でしたが、いまだに本格的な工事が始められておりません。今後の事業スケジュール、特に着工時期と完成時期についてお答えください。また、踏切工事ということで、電車のとまる深夜の工事となると思いますが、深夜踏切が通行どめになることがあるのでしょうか、重ねてお伺いいたします。

 1の(2)市内パトロール体制について御質問いたします。幾つもの市民団体が防犯活動を行っていますが、市に登録している団体は現在何団体あるのか、お尋ねいたします。同じく、子どもたちを犯罪から守るために、防犯パトロールを活動の主としている団体が数多くあります。そのほとんどが小学校区単位で活動しているようですが、同じ目的で同様の活動をしながら、団体が異なるために連携が図れていないのが現状です。各団体が連携を深めていくためにはどのようにしたらよいのか、お尋ねいたします。  市では、各団体の代表者を年に何回か集め、防災推進会議を開催しているようですが、地域、小学校区単位においても防災推進会議の地域版のようなものを定期的に開き、競合する異団体の連携を強める必要があると思いますが、市長及び教育長の御意見をお聞かせください。  2 子育て、障害者・高齢者福祉、地域医療の充実。

 2の(1)中学・高校生年代の居場所づくりについて。中学・高校生の居場所づくりの拠点として建設されるひばりが丘児童館、下保谷児童館の建てかえでありますが、特化した機能についてお尋ねいたします。また、既にある他の児童館でも、中学・高校生の居場所づくりとして夜間使用などを実施する予定の児童館があるのでしょうか、お尋ねいたします。現在市内には、地域施設として児童館のほかに、地区会館、集会所、コミュニティセンターなどさまざまな名称の施設がありますが、どのような違いがあるのかお答えください。最近、市内の若者が小グループをつくり、音楽活動や演劇活動をしている姿をさまざまな発表の場で目にします。とてもすばらしいことだと思います。彼らに話を聞くと、皆、口をそろえたように練習場所が欲しいと言います。こもれびホール、市民会館などステージのある施設を、あいている時間にもっと子どもたちへ開放できないか、お尋ねいたします。地区会館や集会所など、大人でないと予約ができない。大人のグループが常連となっていて使わせてもらえないなどの苦情を中高生から聞きましたが、本当でしょうかお伺いいたします。

 2の(2)(仮称)障害者福祉センターの活用方法と目標について。(仮称)障害者福祉総合センターの建設が本年度より始まる予定ですが、西東京市内に既に存在している生活介護事業所「クローバー」、就労支援センター「一歩」、精神障害者の地域活動支援センター「ハーモニー」など、自立生活支援の拠点として、また障害者に対する相談支援センターが開設されるなど、私なりに期待を寄せているところであります。本施設は、基本設計の段階で基本的な考え方として、1 相談支援体制づくり、2 就労支援の強化、3 障害福祉に係る人材育成活用、4 地域生活支援事業の拡充、5 生活介護事業所の移転、6 地域交流、障害者交流、7 ユニバーサルデザインの推進、8 災害時における役割、9 環境への配慮、10 合併特例債等の有効活用、以上10項目を挙げています。改めて言うまでもなく、一言で障害者と言っても障害の種類、程度は人によってさまざまです。これら10項目のうち、1から6項目までが障害者へ直接かかわってくる部分ですが、さきに挙げた事業所のほかに、市内には新旧多数の障害者団体や障害者支援団体が存在します。障害者のほとんどの方々がどこかの団体に所属されていると聞いております。その他市内には、どの団体にも所属していない障害者の方々もおられます。このセンターがこれら団体や個人の障害者の方々にとってどのような拠点となるのかお答えください。また、各団体、個人が公平に利用できるための施策があればお答えください。さらに、建設予定地は、田無町4丁目にあり、決して交通の便のよい場所ではありません。市内のどこにお住まいの障害者であっても、同条件で利用できるような交通手段の検討が必要であると考えますが、市長の御意見をお聞かせください。あわせて、センターの職員体制について、どのような人材を配属する予定であるか、お尋ねいたします。

 8番目の災害における役割の1つとして、(仮称)障害者福祉総合センターの地下に1,000トン規模の貯留槽の建設が計画されています。長年、溢水被害に悩まされてきた地域の方々にとっては大変期待されるところであります。今回建設が予定されている1,000トンの貯留槽は、私の知る限り、市内に既に建設されている貯留槽の中でも同等、または同等以上の規模であると認識しておりますが、実際にこの地域のどの程度の集中豪雨に対応できるのかお示しください。  2の(3)肺炎球菌ワクチン予防接種実施に向けた具体案について。過去の公明党中田議員の質問と同様に、昨年12月定例議会で、私も肺炎球菌の質問をさせていただきました。その後、私の手元に1枚のはがきが届きました。そこには、「一日も早く肺炎ワクチン接種できますようお願いいたします。芝久保80歳ばあより」と書かれていました。住所はありませんでしたので、本年度の施政方針に盛り込まれたことをこのおばあさんへ報告してあげられませんが、きっと喜んでくれると思います。それでは、質問させていただきます。市長の施政方針の中で、対象者を原則75歳と記していますが、この原則の意味をお伺いいたします。接種費用について、公費負担額と自己負担額をお示しください。12月に申し上げましたように、西東京市内には75歳以上の方が約1万7,000名いますが、接種人数を何人で見込んでいるのかお伺いいたします。また、インフルエンザワクチンのように、接種期間が限定されるのでしょうか、お答えください。  3 市民活動支援、商工業の充実。

 3の(1)産・学・公地域連携による地域振興及び福祉活動などの可能性について。市民との協働、産・学・公の連携と言いながら、行政は常に受け身であるように思えます。せっかく市内に大学や高校が多数あるわけですから、これらの学校が継続的に市や市民、福祉や教育、地域産業とかかわりが持てるような施策を行政側から提案してみてはいかがでしょうか。西東京ブランドについても、掛け声ばかりが目立っているような気がいたします。先日、障害者の新春の集いで、腹話術師の方々とお会いいたしました。市長も同席されていたと思います。この腹話術師の方々は、ふだんはもっぱら腹話術の指導をされているとのことでした。一例ではありますが、大学に腹話術のサークルをつくることを市が提案し、上手になった学生さんに教育、福祉、産業と市内の多方面で活躍してもらうなど、行政側からいろいろな提案や働きかけをしていくことを考えてみてはいかがでしょうか。市長の御意見をお聞かせください。

 最後に3の(2)公契約条例化に向けたさらなる取り組み計画について。公契約の指導要綱書ができ上がり、4月より活用する予定と伺いましたが、具体的にどのように活用していくのかお尋ねいたします。また、条例でない指導要綱で、どこまで内容を厳守させることができるのか、違反した場合のペナルティーなどを考えているようでしたらお答えください。最後に、要綱制定後のさらなる条例化に向けて、今後の取り組みについてお尋ねして、1回目の質問を終わります。

 以上、御答弁により再質問させていただきます。


◎教育長(宮崎美代子)
森信一議員の質問にお答えをいたします。

森信一議員の市内パトロール体制について、各学校の取り組み体制はどのようになっているかというお尋ねでございますが、各学校におきまして、子どもたちの見守りパトロール等につきましては、それぞれの学校の実情に応じまして、教職員、PTAや保護者会、あるいは警察、防犯協会、保護者の有志の方々、青少年育成会、施設開放運営協議会など、その他地域の皆様の御協力により実施されております。大変感謝の気持ちでいっぱいでございます。各小学校におきましては、校長を中心に御協力いただいている諸団体や地域の方々で構成する学校安全連絡会を組織して、相互の情報交換や連携、一体的な取り組みの強化を進めているところでございます。この学校安全連絡会は、年間2回以上開催している学校も10校以上ございます。連絡会の定期的な開催が定着してきております。しかし、一部、まだ連絡会が有効に機能できていない状況もありますので、校長会を通しまして、さらに取り組みを充実し、子どもたちの安全が図られるようお願いしてまいりたいと思います。また、本市では、西東京市防犯協会の会長をスクールガードリーダーといたしまして、市内全小学校で実施している学校安全連絡会に参加いたしております。その際、保護者、地域の見守り活動やパトロール体制、学校の安全管理体制等について、実態を把握するとともに、課題や改善点につきまして、専門的な視点から指導を行っており、学校の安全体制の充実を図っているところです。教職員、保護者、子どもと一緒に危険な場所を歩きまして、落書きのこと、電灯の切れなど、細かな御指導をいただいているところでございます。  私のほうからは以上でございます。


◎福祉部長(池田正幸)
それでは、市長の答弁に補足いたしまして、4点ほど御説明いたします。

 まず1点目は施設の利用についてでございますが、障害者団体などにつきましては、多目的室、会議室などを利用していただき、交流会や講演会などを開催するなど、市内障害者全体の利益になるように御活用願いたいというふうに考えております。個人の利用につきましては、相談支援のほか講演会などの事業への参加などが考えられます。また、公平な利用に関しましては、館内事業の実施や一般開放というのも行う予定となっておりますが、いずれも今後の検討課題と考えているところでございます。  次に交通手段についてでございますが、個別の輸送については、現在、実施の予定はございませんが、市内のけやき号やNPO法人によります輸送サービスなどの利用をお願いしたいというふうに考えているところでございます。

 3点目の職員体制でございます。今度新たに設置いたします相談支援センターにつきましては、嘱託職員の設置を含めまして、この相談支援に対応できる専門職員の配置、また館内の一般的な管理を行う事務職員の配置を考えているところでございます。また、障害者就労支援センター、生活介護事業所、地域活動支援センターについては、現在法人等に委託しておりますが、それぞれの事業に応じた専門職員を配置する予定でございます。御質問の職員体制を含めた具体的な運営方法につきましては、指定管理者制度の導入を含めまして、今後検討してまいりたいと考えております。

 最後に溢水対策でございますが、庁内の関係各課による作業部会を設置いたしまして、周辺地域の溢水対策について検討を進めてまいりました。その検討の結果、敷地面積、施設の規模、予算などの条件を踏まえまして、御質問でもございましたが、雨水貯留槽の規模を最大限に見積もり、1,000トンといたしました。その効果でございますが、センターの建設用地の北側交差点付近の道路冠水による雨水は解消でき、一定程度の対応は図れる見込みでございますが、周辺地域全体の溢水対策につきましては、市長が御答弁いたしましたように、やはり地域全体で対応していく必要があるものと考えております。


◎7番(森信一)


御答弁ありがとうございました。再質問させていただきます。

 田無4号踏切拡幅工事は、本年秋ごろ完成予定との御答弁をいただきました。一日も早い完成を御期待いたします。さて、この田無4号踏切の周辺についてですが、踏切北側線路沿いに大型の民間有料老人ホームが建設され、それに伴い、新しい道路ができ上がりました。現在はまだ私道であるために、西側にバリケードを設置して通り抜けができないようにしてあります。この道路は、老人ホームの開発許可をとる際の約束で、老人ホームの完成後に市へ譲渡される予定と聞いております。市は、譲渡され市道となった場合は、西側の既存道路と設置しているためバリケードは撤去されて通り抜け可能となります。その場合、西側住宅街が一般車両の抜け道とならないか心配です。道路東側田無4号踏切直近丁字路の車両の動線も気になります。特に新しい道路への進入ですが、北から南へ向かって踏切直前の右折進入、南から北へ向かって踏切通過直後の左折進入は、他の車両に対しても歩行者、自転車の巻き込みなどを考えても大変危険です。せっかく危険解消のために行う踏切の拡幅工事ですが、新たな危険が生まれては何もなりません。既に老人ホーム、クリニック、整骨院、薬局が新道路沿いにオープンしています。この道路が市へ譲渡され、西側バリケードが外される時期はいつごろになるのでしょうか。また、東側丁字路の車の進入がどのようになるのかお答えください。  以後、5項目については意見または要望とさせていただきます。

 市民パトロールについて。各小学校に御説明のとおり、PTAや保護者会、保護者の有志、青少年育成会、施設開放運営協議会による学校安全連絡会を組織して、定期的に会合を開催しているとのことですが、当市の最大の問題点は、学校単位によって組織がばらばらなこと、活動の内容も、例えば青少年育成会を見てもわかるように地域によって大分差があることです。子どもの見守りは地域単位で行うことが理想であると考えます。防犯パトロールに取り組んでいる各団体の連携を強化し、地域力を高め、さらには市内学校間の連絡を今以上に密にしていただき、子どもたちの安全を地域の皆さんで守っていただきたいと思います。

 中高生年代の居場所づくりについて。今後の児童館の新たな取り組みや整備、若者に開かれた公共施設の利用などを真剣に考えていただきたいと思います。

 (仮称)障害者福祉総合センターについては、これから工事が始まり、完成までまだ間があります。運営などソフト面は今後の課題であると思いますので、引き続き動向を見守っていきます。同施設地域の溢水対策でありますが、自然が相手ですので、これで完璧ということはあり得ないと思いますが、貯留槽ができることで、この地域の状況がかなり改善されることを期待いたします。

 肺炎球菌ワクチン予防接種助成制度事業が、実行に向けてまず第一歩を踏み出したことを高く評価いたします。生涯一度の接種しか許されていないなどの制約があるために、今後個人データの管理がとても重要になると思います。行政と医師会の連携なくしてはできない事業ですので、秋の実施に向けてしっかりと打ち合わせをしていただきたいと思います。

 産・学・公地域連携について。特に教育の分野において、現在既に大学と連携して各種事業を実施し、それなりの成果を得ていることは存じています。そこで、もう一歩視野を広げて、行政が積極的な姿勢を示し、特に行政が分野を限定することなく、幅広い取り組みをしていただきたいと思います。若い発想、若い力が必ず市政に役立つと私は信じております。

 公契約条例化に向けたさらなる取り組み計画について。建設業に携わる末端の職人さんは、ある種今話題の派遣労働者です。建設業界は、昔から元請人と下請人の関係が複雑ですが、市が発注する公共工事で、まじめに働く職人さんの賃金、労働条件を適正に守ることは当然のことです。今回、施行される要綱を第一ステップとして、条例化に向けたさらなる調査検討をお願いいたします。この点で、1点だけ、建設職人の退職金の証紙、これについてどういうふうにお考えになっているか質問させていただきます。

 以上、踏切の件と最後の1点、御答弁よろしくお願いします。


◎都市整備部長(坂口基成)


 田無4号踏切の北側にあります芝久保町2丁目の開発事業につきましては、指導要綱に基づき平成18年11月に同意を行いまして、開発事業者と協定を締結したところでございます。この開発事業で整備された新設道路につきましては、完成後事業者から寄附を受けまして、市に帰属するとした協定の内容としておりましたが、平成20年2月の工事完了後、今日まで市への帰属はなされていない状況にあります。開発事業者が寄附の手続をしていただけない理由といたしましては、東側丁字路の交通規制が開発事業者の考え方と異なるということによるものと考えておりますけれども、この丁字路の交通規制につきましては、道路完成前より周辺自治会等の要望によりまして、田無警察によって進めてきたものでございます。